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夏の多忙期に入りました。

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暑中お見舞い申し上げます。今年の夏は特に暑いようですね。
いよいよ弁天荘も、夏の多忙期に入りました。
畑のスタッフ達も、旅館のスタッフ達も日中の照りつける暑さに、もかなり疲れているようです。
「頑張れ頑張れ。」と励まし、なだめすかして働かせていますが。世の中が激変しているからか。。。。予約は、入ったり出たりの変更に告ぐ変更です。
集中する日のみすぐ予約台帳は、書いたり消したり、真っ黒です。
私の予約台帳の整理もピークになっています。
毎日半徹夜が続いております。
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女将代行の私の伯母も、年のせいも有り、夜はすぐ眠くなってしまう状況です。「朝起きてやる。いつかやる。きっとやる。」寝ぼけ眼で、もにゃもにゃとつぶやきながら、事務所の机に向かって眠りこけてしまいます。

私は、お客様の夜の玄関の出入りと、予約台帳の整理と、食品や消耗品などの仕入れの発注確認とで。夜中じゅう気を配っていないと。明日という一日が廻っていきません。
女将業とは、なんと寿命のちじむ職業だとつくづく思う。客のやりくり。金のやりくり。働く人のやりくり。寝る暇もない。

おまけに夏のトップシーズンを迎えたというのに、家族風呂の排水とボイラーがダウン。取り壊し撤去をして改修工事を決断しなければ、プライベート風呂のご希望に対して現実的な、対応が出来ないという事実に直面。
難儀なことだ。
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地の利を生かし、オリジナルのいろいろの企画をしたり、お客様に少しでもいろいろ体験をしたりしながら楽しんでいただくには、それなりのスタッフもそろえなければいけないし。。。収入がなくても管理費は、ついて回る。
「無料は、バケツに一杯」までと後は手にさげられるだけ、と言っても、せっせと朝も早くから、同じ方が二度も三度も通いつめる。
お客様の姿を眺めると、まあ。。。。みてみぬふりで、ながめている。
「ほしいだけどうぞ。」という太っ腹でないと、このイベントは、出来ない。

そんな客に限って「畑の野菜は取れましたか」と声を掛けると、やれ、ほしいものが取れなかったとか。あれはないか。これもほしいと、車の中へさらいこんでいる。
そのために用意してきた、スポーツバックを一杯にし、旅館へも持ち帰らず、後ろめたい気持ちがあるのか、お礼を言うどころか、文句を言っている。

もぎ取り農園の継続は、人間の浅ましさを浮き彫りにするイベントなのかもしれない。
でも、本来の私の気持ちは、お客様が素直に喜んで、楽しんでくれれば、それでいいのだと思う事にしている。。

広い畑の野菜は今沢山あるから、ほしいい野菜があるうちは、お好きにどうぞという気持ち。車で畑に横付けする、横着者がいなくなっただけでもよしとしなければ。

無農薬で畑を維持するには、春から晩秋の時期まで、かなり相当の専門スタッフを配置して、それなりの人件費も掛けていかなければならない。
畑は広げれば広げるほど大赤字だ。無料なのだから当然なのだが。
それが弁天荘主催のオリジナルイベントというもの。。。
そう思って、継続している。
お客様が、それもこれも老朽化した時代遅れの山間の小さな宿の、あり方だと理解してくだされば、それでよいのだ。

畑の女将に成り代わる、小林京子さんも、旅館の女将に成り代わるなり原みどりさんも、私の気持ちを汲んでお客様へのホローに対処してくれている間は、何とか続けることにしたい。子供の居ない私は亭主にも死に別れ、体が動かなくなれば、高山市へでも寄付をして旅館業はやめることとなるだろう。

何しろ世の中の経済が激変して、アスのことが唱えられない、実情なのだ。
割引のプランやお得なプランで受けた予約客に、思わぬところで、思いもせぬクレームをつけられ、右往左往することとなってしまう。
最近の実情は何なのだろう。

ああ。。そのうち、弁天荘も一元さんお断りのスタイルでもとらざるを得ないのかもしれない。
新規のお客様にお泊りいただくことも旅館業を継続していくためには執拗不可欠と思うが。。。鉄筋コンクリートのビルで、安い料金での泊りなれたお客の、思いのままに振り回されるのにも少々疲れた。
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旅館の社長達が、相次いで自殺する気持ちもわからぬではない。
しかし、私は神様から、猫や犬という命をもらってこの世に生を受けた、動物の小さな、か弱き命に微弱ながら手を差し伸べたいから、やっている。
それが私にとっての生きがいなのだ。

ジョンの家のジョン犬7歳

「儲かるから、ペットと一緒に泊れる専門旅館にしているのでしょう。」
というお客様の言葉に、唖然としてしまう。

誰がこんなに経費のかかる、手間のかかるペット専門旅館を30年以上も続けて行けるものか。
好きでなければ、とっくに廃業して楽な身になっていることだろう。
私のやり始めた頃は愛知。岐阜。三重。静岡。一軒もなかった。
昭和の時代だ。
「どうして、犬の食事が作れないのですか。」
「ペットと一緒に泊る旅館なら、犬と一緒に入れる風呂があって犬の食事も販売して、当たり前のサービスだ」とおっしゃる。。。どこの旅館だろう。
そんなイメージをサービスの一環だと、間違ったイメージを客に、うえつけたのは。

飼い主がこまめに犬の世話をしなければ、犬の宿だからにおいが多少あるのは仕方がないと思っていただきたい。人間より犬は臭覚が敏感なのだ。


旅先の一夜に食べなれた餌ではなく犬用の食事対応などを提供して、売り上げを伸ばそうとするのは。いかなるものかと思う。
いつもと変わらない餌が一番なのだ。
犬の泊り料金を取るのも、私からいえば、犬連れという弱みを利用しての、売り上げ増進の対策に過ぎない。

確かに掃除にも手間がかかる。
「犬の宿だからきたないのでしょうね。」そう言い放つ客に、接するるこちら側の気持ちも、理解していただきたい。清潔に保つための努力をどれだけしているか。ピーク時には、毎日20頭から30頭の犬たちが宿泊している。

犬は財布を持っていない。犬がかわいそうだ。
犬から金を取るのは、飼い主の負担を増やすだけ。

一緒に泊ってさらに犬代を請求するのは、犬の飼い主の気持ちをわしづかみにした、パフォーマンスだと思う。
犬に対しての旅館での手作り餌はサービスでもなんでもなく、犬と一緒に泊るという旅行の一夜の、マナーとルールの履き違えた客のおごりだ。
そんなに自分の犬が、かわいければ手作りの餌を持参すべき。

しかしそんなに神経質になる必要はない。犬は飼い主とべったりそばに居られるだけで大喜びなのだから。畑で取立てのきゅうりをかじったり、ボール遊びで遊んだり。犬は飼い主とすごす時間の大切な一こま一こまが、人間の寿命の3倍から6倍のスピードで年をとっていく。

夏の暑い昼日中、普段と違う町の焼きつくようなアスファルト道をつれまわす。そんなことは犬にとって寿命をちじめるだけ。果たして人間も冬着のまま真夏に炎天下を歩けるだろうか。
車にのっていどうするだけでも人間より、はるかに疲れる。

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その挙句の果てに、いつもとは違う鶏肉や牛肉を食べさせれば、犬は確かにがつがつと食べることだろう。
それが犬の胃を弱らせることになり。人間と共に入る風呂は、犬の皮膚には、はるかに高い温度で一緒に入りたいとは。。。。低音やけどをさせてしまうようなもの。
あまりにも正しい犬の飼い方を知らなさ過ぎる、お客様が増えたということは長年犬を見続けてきた私としては、嘆かわしいの言葉に尽きるというものだ。
熱中症にかかった犬は本能的に、机の下に入りたがる。そしてぐったりとしてしまう。水を飲んでもはいてしまう。そしてつくえのしたにもぐりこんでいつもとはちがう動作をする。
そんなときは牛乳が良いように思う。「牛乳を飲ませたことがないので。。」という飼い主さんの目の前で、小さな牛乳の箱を開いてやると喜んでぺろぺろなめてしまう。
そしてアイスコーヒーに入れるガムシロも持っていたほうが、いいようだ。
わたしは獣医ではないので、何に聞くのかは知らない。
でもお客様の中には「忘れてきたからわけてほしい」といわれるお客がたまにいる。

とにもかくにも夏のシーズン突入した。
年寄りの従業員を引き連れての、旅館経営も、暑くて大変だが、頑張ろう。。
せめて、夜だけでも涼しいのが、何よりもの救いだから。
夏の虫の音ががいつの間にか秋の虫の音に変わりつつある。

今夜はとても涼しい。朝までもう何時間と言うわずかな時間しか、のこって居ない。仕事の段取りはやまほどやることがある。
まだまだ気が抜けない私の立場だ。

 
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コメント

こんばんは、弁天壮さま。
さなだです、毎日暑くてたいへんですね。
自分は去年熱中症になってから夏がさらに嫌いになってしまいました。暑い昼間は愛犬とお散歩出来ないし、洗濯物は増えるし、早く夏が終わればと毎日思っています。
色々大変ですが、弁天壮に泊まるの自分は楽しみですよ!昨年初めて泊まって何も文句がありませんよ、クレーム言う人の気持ちがわかりません、世の中自分の思う事や考えていた事、その他違う事の方が多いものです、文句を言っている自分が惨めにならないのかと私は考えます。
女将さんもほんとに大変だと思いますが私は弁天壮に泊まって飛騨の観光を楽しみにしているので頑張って下さい。あと1ヶ月ですね、楽しみにしています。
さなだです!! | 2011/08/14 20:21