9月の大連休も終わりました。ありがとうございました。

高速道路が低速。
こんなときは、大変だということがわかっていてもやっぱり休みが続くと、お出かけ気分になってしまうのが、ひとの世のつね。
「普段見慣れていない自然の景色などを目にすると、確かに何者にも変えられない、どんな処方箋よりも効き目があるリラクゼーションになるのだ」といわれたお客様がいらっしゃった。「でもこんなに込み合っていないほうが良い。」ともおっしゃられた。
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確かにみんなが出かけているのに、自分だけ行かないというのも取り残された気分で、何日も続く連休は「身体の休みより、心の休みのほうが優先」だとか「家族のスケジュールなどを調整するとついつい連休しか、そろって出かけられないのが現実だ。」とおっしゃっていらしゃった。日本ののサラリーマン家庭はそのとおりだと思う。

そして、ただぼおっと何日もすごしてしまうのでは、時がもったいないという「日本人のもったいない精神。」がお手伝いして結果的には、日本全国大移動が始まるというわけ。そのおかげで、観光地の宿という宿のすべてがにぎわしく活気付いて、潤うのでまことにありがたいことなのですが。

のろのろと走っては止まり。車のハンドルを持ったまま、同じ姿勢で待ち続けた挙句に、止まっては、少しづつ動く。そんな気の長い、観光地めぐりをした挙句の果て、家路に着くまでどこへ行くにも団子になって車が走っている状態。

日本全国どこもかしこも「高速道路は休みの日は安くなる」という時の政府の政策がこんな現象を巻き起こしているようです。
ありがたいことなのですが、わっと押し寄せてこなくて、ぼちぼちと少しづつ来ていただいたほうが、もっとありがたい。

当日空き室を求めて当館の玄関におたずねになるお客様を、やむなく
「ご予約のお客様以外は、あいにくと満室なのでお断り致します。」
すげなくお断りしなければならない事はとても心が痛いからです。
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しかし限られた部屋であることは間違いなく、ちょっとしたアクシデントでも発生しようものなら、上へ下へのてんてこ舞いになってしまい。結局結果的にはお客様にご迷惑をおかけしてしまうのです。

連休などは受け入れ側も、かなりの覚悟で人員体制をするのですが、なにせ実直まじめな田舎の人々のこと。
不慣れな者が数の内に足されていても、下手すれば足でまといとすらなる。
お客様からは「段取りがわるい」と叱られ、約束の食事時間に用意できなければ、「おなかがすいた」と「いつまで待たせるのだ」と各部屋の内線電話がなり続け余計パニックになってしまい、館内は最悪のパターンと化してしまうのです。
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「はい。ただいま用意しています。少々お待ちを。」などという気のきいた返事はなど到底できない、笑顔も消えうせ、おろおろするばかり。
無言で、黙々と慣れない作業に取り組んでいる事が、せいいっっぱいという状況になってしまう。
そうなると経営的には、いっぱしの人件費が消失するので、踏んだりけったりとでも言うところなのだが。そうも言い切れない私の気持ちは、事業をしているプロとしての数字をはじけない実態なのかもしれない。何しろ現場主義の私のこと。
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乗鞍岳は昨日初冠雪。上着がいるわけです。

乗鞍岳は昨日の朝初冠雪でした。
上着を着なければたまらないほど、寒いわけです。
クーラーなんてとんでもない。なんといってもストーブですね。
今日は冷たい雨がしとしと音もなく降り出してしまいました。
明日は京都は打って変わって「夏日のように天気が良い」と天気予報はいっておりますが。
いずれにせよ、これから一日一日と、春とはまた違う山々は華やかでやがてわびしさを誘う、秋という季節が本格的になっていくのです。
若い頃は秋をロマンチックな季節と捉えていましたが、年をとるにつれて寒くなっていくのが骨身にしみる。
つらい季節の始まりです。

窓からの景色.JPG身体の冷えが身にしみて関節のあちこちが、悲鳴を上げます。
弁天荘のスタッフの中にも年取った者もおりますので、「ガソリン、灯油、等高騰のおり。女将も寒さに血圧がこれ以上あがってまた倒れたら大変。」と心配しての意見。「この際、正月が明けたらら冬休みを取ろう」
ということになりました。
「冬はは寒いので旅館はおやすみ」というなんともびっくりの現実がまかり通るようになったのです。
一度休むと、自由な冬休みを楽しみにすらなるようになって、弁天荘のすべてが「ねこは、こたつでまるくなる」のごとく、じっとしたまま活動しなくなりました。
1月なかばから3月の雪解けの半ばまでの約、足掛け2ヶ月ほど、毎年冬眠する現状になってしまいました。
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すばらしい秋晴れ

暑くも寒くもなくすばらしい秋晴れです。
光りとはいいものですね。お日様に感謝します。

山はさぞさぞ空気も透き通り、すばらしい季節ですからぜひお出かけ下さい。今年の紅葉はこの様子では、かなり期待できそうですよ。
上高地もこんなお天気だったら、最高の景色ががみられますね。

長袖に毛糸のカーディガンはおり、空気はひんやりと肌寒かったけれど。
2人でロマンチックに長い板張りの散歩道を歩いたのも、昔の思い出。
今は亡き主人が、上高地の帝国ホテルのロビーにある、暖炉の蒔をつつきながらいろんなことを語ってくれたこと。蒔を裏返すたびに細かい火花がパチパチと上がり思い出してしまいます。
月日のすぎさる日はは早いものですね。
思いではたくさんあったほうがと年をとってからたのしいですよ。
ぜひ飛騨でこのすばらしい秋をお楽しみ下さい。
みだら視団子や五平餅。どこからともなく飛騨牛串焼きの臭いが流れてきます。食べながら歩いてもちっとも辺じゃない。そんな観光地です。
食欲の秋ですねえ。
空気がひんやりしているから何でもどんどん食べたくなってしまう。
9月の連休はおかげさまでどの日も満員御礼になっています。
連休をはずしていただくとまだまだゆとりはあります。朝市や古い町並み、飛騨高山はのんびりとゆったり歩いてもらうとたのしいですね。
お天気が良い日を選んで、一気に東海北陸自動車道をどんどん走りぬいて、高山にお出かけしてくださいね。。。犬もつれてきてね。
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犬との出会いとそれぞれの人生

夏は涼しい木陰.JPG夏はとても忙しかったので、スタッフの中でも一番若い、17歳のさきちゃんのお給料ですら、グーンとはね上がりました。昔ながらの現金手渡しの給料日には、そこそこのお給料袋を手にしたのです。
彼女はニコニコでした。
足が空ををかけるように飛び跳ねてよろこんでいました。
お金を手にする。大切な自立の一歩です。
それも親におねだりしたお金ではなく、自分が汗水たらして、持続する労働の疲れを乗り越え、がんばりぬいた末のお給料ですから、彼女にしてみれば気持ちの高ぶるのも無理の無いこと。

思えば彼女が母親の後ろにくっついて、指をくわえんばかりのあどけないしぐさの、彼女が旅館弁天荘の玄関を、くぐった日のこと。
今でも覚えていますが、とてもとても今日の彼女の姿が想像できるものではありませんでした。
途中両親の離婚という家庭事情を乗り越えた、彼女は彼女なりに苦しい日々を過ごしていたのでしょう。
ジョンの家のジョン犬7歳
小学校で六年間一言も口をきかず、先生ともクラスメイトとも一言もしゃべらずという、ちょっと独特の世界を持った子供でした。
そのまま中学へ進み。卒業。高校へは進まず、そのまま社会に出て働くという道を選んだのです。

彼女のなんとその思い切ったきっかけは、主人と私がジョンを連れて、「ぽちタマ」に出演した事。それが、きっかけだったのだという。
テレビに映った私達夫婦と柴犬のジョンを見た彼女は「私は、弁天荘で働く」そう言い張ったそうです。誰の助言も聞かず。
ストレートに主人と一緒に歩いているジョンを見て「私の働くところはここだ。ここで働くのだ」と決めたそうです。
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気がつけば秋の虫の音

飛騨では夏が駆け足で過ぎ去り9月2日。気がつけば秋の虫の音です。

なんと言う季節の過ぎ去る事の早いことでしょう。
8月の半ばまであった長雨と遅くまで続いた梅雨で、あちらこちらに日照不足の現象被害が発生。おまけに真夏の8月に低温注意報が発令されるという異常気象。なんと弁天荘の畑の被害もすごいことになりました。

農家の人々は落胆に告ぐ落胆です。
がっかりして次の季節の準備すら、腰が抜けて取り掛かる元気をなくしてしまう今年です。こんな年ばかりでもないだろうと、気を取り直して秋物野菜を生育しています。
夏野菜収穫は思うほどとれず、ご迷惑をおかけしました。
「畑の野菜取りを楽しみ」においでになったお客様もがっかりです。
ブーイングの嵐。

おなじみのリピーター様はぐっとこらえて、「今年はたいへんな年になったね。」とおっしゃってくださるのですが、新規にお泊りいただいたお客様の中には、ご丁寧にネットの予約サイトに書き込み。
「野菜が取れなかったことを不満」に書き連ねられる人ともあり。泣きっ面にハチとはこのことです。
弁天荘のスタッフはとても傷ついております。
ただなのに。もともとサービスなのに。おかしいよね。

何かがおかしい。無償ということを忘れて、(ほしい野菜が無いといって、怒りくるっておられるようです。)自分の思い込んできたものは、畑も早い者勝ちですから、なくなっているかもしれないのですが、ネギとか、モロヘイヤとか春菊とかいろいろありました。

いずれにせよ野菜は暇つぶしの宿からのサービスのひとつなのに、「ドックラン」も「畑」も「オリエンテーリング」のお散歩コースも、みんなそれぞれの時間の使い方のひとつに宿から提案している形なのです。
「こんな長雨で、残念ですね。」とも、「畑の被害がたいへんですね。」とも言わず、「取れなかったんだからどうしてくれる。」とばかりの文句の言い放題。最近何か勘違いしている人々が増えたと思う。

ただのものに文句を連ねてみたり。。。つまり、ただということは価値観を値段査定していないということなのだが。
「おまけ商品」にお金銭評価はつかない。
という感覚がなくなってしまっているのかもしれない。

自分の勝手な思い込みが、裏切られたとなると、滅多切り状態。容赦なく
文句を当たり前に口にして、人間性がちょっと変わってきたように思う。
嘆かわしいことだ。
社会のあり方が変わってきて、新時代とでも言うのだろうか。
いまどきの人々が求める、サービスとは。
金銭感覚がどんどんずれてきているように見受けられる。
それだけ世知辛くなったのだろうか。

弁天荘は全部で17室程度の小さな山の中の一軒宿。
人の心がやさしくなってほしい。また自分も、そうありたい。
そう思って気ままな山の宿。「ペット専門受け入れのの旅館」を営んででいるのです。旅行エージェントさんの取り扱いも、すべてご辞退。

経営するからには動物受け入れのコンセプトをしっかりともち、誰でも彼でも呼び込むという宿のやり方はしない。団体バス客は一切お受けしない。
犬や猫にに興味がない人は、はっきりとおことわりする。
犬や猫を連れたお客様は、もろてをあげて歓迎する。
犬や猫は私にとって大切な家族。
だから、動物達に対して「親戚の仔達を見るような接し方」をしたい。
そんな線引きの上で、細々とやっている旅館です。

ところが近年。特に今年あたりは、ちょっと昔の平和な動物に対する慈悲の心の深い愛情。こういった気持ちが、どこかに押しやられて割り切り型の損得が先行している。人間の持つ欲がむき出しになって、悲しい気にすらなってしまう。

どんどん世の中が苦しくなって、生きづらい社会にとりりかこまれていくようなきがする。山の中の暮らしの平和は崩れつつあり。

夏の長雨の次は、秋担って出没する、いのししや狸。カモシカによる、畑の作物を食い荒らす被害。
弁天荘の今年の畑は、まだ荒されていない野でほっとしていますが。近所では畑に柵囲いをされている始末。食い荒らされて何も取れないという農家さんもある状態。

弁天荘の畑部のスタッフ達は「せっかく育ったサツマイモが、いのししに食われてしまっては大変」俺達の仕事がこれ以上水の泡になってしまうのでは、面目ないと、サツマイモの畑をあみで囲ってしまった。
魚でもあるまいに。(笑)
それではお客さんも収穫しようがない。
いずれ、囲っているあみを、とりはずさせなくてはならないのだが。。。。その日をいつにしたら良いものか、迷う。

さてさて、どうしたものやら。
無償でお客さんに提供して、辛口の文句をいっぱいもらうのがよいのか。
言葉や文字で、ネット世界に書き込みされ「これでもか」というほど打ちのめされたほうが良いのか。
それとも、食べ物に飢え、仕方なく山から下りてきた自然動物達に、おなか一杯、無償で食べさせたほうが良いのか。
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