昼寝にはちょうどいい天気です

乗鞍岳
御前の仕事がちょうど片付いてやれやれと思っていたところ、お客様が玄関に飛び込んでいらっしゃいました。
5匹の小さな子たちを連れて、「どこにも疲れていきたくないから」
とのことでした。
聞くところによると、大阪を5時に出発したそうだ。
高山についたが眠いし疲れているし、高山の町なかも、日が照っているし、5匹の小型犬はカートに入れて移動しているので、おのずと行く場所も選択肢が限られてくる。
首輪もしていなければ引き綱もない。
そんな風では街中を散歩するわけにもいかないだろう。
弁天荘全景夏
宿に飛び込んでいらっしゃったのでたまたま、対応できる部屋があったので、早着き料金をもらうことにして、12時にチェックインをしてもらった。
「昼寝をして、一休みなされば」と言っておいた。
午後から曇ってきた。
それほど暑くもならなかったが、正午にお入りいただいたお部屋は静かだった。
旅行はそれぞれの方によって過ごし方も違い、旅の目的も様々だ。
しかし何と言っても、疲れ果てていては、眠いだけでどこへ行っても観光の目的場所についても、感動的には目に写らないだろう。
犬連れ旅行の在り方は、自分たちを主にした考え方ではなく、まず犬を主にした考え方でいてほしい。
犬の管理ができなければ、知らない旅先では多頭かいは無理だと思う。
そうでなければ旅先で大事な愛犬をリードもしないで、ご自分も疲れが移動しただけで、楽しい気持ちなどには到底なれない事だろう。
だから「まずひと寝入りしてください。」と言っておいた。
夏の多忙期の盛りには部屋掃除とセットが入れ替わるので、追いつかない。
夏の一週間ほどは、満室の忙しさだったので、そのような特別な対応はできなかったが。
食事の部屋へ連れて来ても「リードがないので、5匹の犬たちが鍋の周りをのぞいたり「立ち上がったり」危なくてしょうがない。
と言ってスタッフが、予備にストックしているリードやハーネスを持ちに来た。
結局は飼い主さんが犬たちをキャリーバックに入れられて夕食に向かわれたらしい。食べているすこしの間でもそのほうが良いと思う。
蒲団を引き終わって、ひとまずやれやれというところ。
ヒダコシヒカリ
むかしから「稼ぐに追いつく貧乏なし」という言葉があるのだが、何ともバタバタと忙しい。食事付の当日のフリーの電話予約などあるとわアー。ト一気に大変なことになる。スタッフはいつもの時間にしか来ないことになっているし、夏休みを出しているスタッフもいる。
ぎりぎりの手薄なところへ、特別な扱いを求めてくる人や。予定外の当日の電話連絡などが入ると仕事は受けたいし手はたらないし。
犬連れだということがわかっているので、むげに断ることもできないし。
ありがたい悲鳴になる。
蒲団を引いたところで「いったん中抜けをして用事を済ませてくる、」と、清ちゃんが、言ったので。
「うちのも一緒に、お願い」と
町内会日を持って行ってもらった。
町内会にも顔出せず、毎年。
「お詫びのしるし」に年度替わりには、お酒やビールを送り続けている。
今日は「寄り会い町内会」の日なのだが、とてもそれどころではない。
こんなふうに町内に存在しているのだから、あてにならない年寄と身障者だと思うが、申し訳ないけれど仕方ない事だと思う。
今日はハローワークに「弁天荘着物体験館」のほうの求人を出しておいた。
新規の求人なので、いろいろと細かく聞かれた。
担当者がパソコンに打ち込むデーターをほしいということなので電話で説明した。
勤務時間とか仕事内容とか。着付けや半襟のかけ替ええなど。
着物体験館の館内掃除や着物収納の作業などを説明しておいた。
まだ売り上げ実績がラインが読めないので、とりあえず1人と言っておいた。
旅館のほうでも一人ほしいので、合計2人と言っておいた。
時給は900円なので一日あたり6時間ほどの勤務時間になる。
何かと今日も心がわさわさする一日だった。
9月になると前半は三日ばかり何も入っていない。
そのころになればどうにかゆっくりできるかもしれない。
それまでもう少しの期間がんばろう。
二階客室若松
「稼ぐに追いつく貧乏なし」というけれど
支払に追いかけられて。稼いだお金はみんな支払いに回って行く。
そのリズムが続いているだけ、ありがたいのかもしれない。
今日も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

今日は何かといそがしい日だった。

なつのはな 2
夏らしい日が戻ってきた。
蝉もキリギリスもいつの間にかいなくなったけれど、少しだけ暑い日が戻ってきた一日だった。
四番牧のきゅうりの種の黒ポットが乾いてしまわないかとても心配だったが、古民家の着物体験館では冬用の撮影イメージで囲炉裏に炭をたいてイメージアップ。
今日は東京からプロのカメラマンが着て午後から写真撮影している。ホームページ用の着物体験館の着物の撮影や、館内撮影をしてもらいました。
私はというと、旅館と古民家の行ったり来たりで、少し疲れた気がします。
最近は絹物の着物の重さが、ちょっと体にこたえるようになりまた。
カメラマンというけれどプロの写真の道を行く女性カメラ撮影技師というのでしょうか。
とても気さくな、気使いのある、細やかなセンスの人でした。
私の着物コレクションもこの人が手掛けてくれるのなら、きっとうまく行くだろうと思う感じの、写真への思いやりのある人でとても感動しました。
汗だくになってこだわりを追及している姿に、女性という目線のかわいらしさや美しさやいろんなイメージを演出してくれるのではないか、と思いました。
しぼり戸手刺繍の振袖
夕方、宿のお客様が犬や猫を連れてお泊りにおいでになる、人数はひところと見ると、ぐっと減ったけれどそれでも。楽しみにしてご来館いただいているお客さまです。小さな犬たちが家族と一緒に散歩していました。
今日の犬たちはおしゃべりの仔が多く、どちらの家族様にも犬の声が混じっています。親子楽しい夕食の一時なのでしょう。かわいらしい感じです。
明日とあさってとまだまだ夏のような、秋のような、日が続きます。
夕方に酔っぱらいの間違い電話があった以外は平和な一日でした。
「おいお前。なんというペットショップだ。」いきなりの電話の向こうからどなってきた。受話器を持ちかえて聞き直した。
「いいえ。ペットショップではありませんが」
なんだか酔っぱらっているのか。わけのわからないことを言っている。
「お前は、外国人か」とも、言っている。質問の意味が解らないので「こちらは旅館です。ペットショップではありませんので」と言いなおした。
夕食時の忙しい時間帯でなかったら、もっと相手の言わんとすることを察してあげられたかもしれないが。出会いの間合いが悪かったとでも言うべきか。
シベリアンハスキーたち
どうやら推測するには、たちの悪い横柄な客が、高山の町中のとある大型旅館に予約したらしい。
そこにどう間違ったのか、犬を連れて泊まろうとしたらしい。
その旅館では多分、「犬は困る」ということになったのだろう。
そうして「弁天荘ジョンの家」の電話番号だけ教えたらしい。
何の前振りもなく、いきなりのややこしい電話で面喰ってしまった。
たとえ、ジョンの家が空いていたとしても、あんな横柄なお客様が飼い主ではお断りだ。私の所ではトラブルは極力、って避けたい。
まえもって絶対的に、完全に旅行会社とは関係ないので、受けなければいけない義務があるわけではない。
犬に理解があり犬を大事にしていれば、ジョンノ家は観光には必要な場所なのだから。犬に何かあったら、大変なことになる。
ひれ伏して呼び込むことはしたくない。
たとえ個々のケージで一時預かりとしたとしても、他の犬たちが迷惑する。
強面の横柄なお客様は扱いに困る。
人が客ではない犬が客なのだ猫や鳥や、その飼い主と家族が客なのだから。
まるでわが家の、ジョンの家のジョンやレオンに、石でも投げつけられるような勢いだった。私は自分の犬は自分で守りたい。私にとっての家族だから。
きゅうりを食べるジョン
「よそをあたってください。」と言いたい。宿の部屋は限られている。
「ジョンの家の施設」も限られている。
頼んでまで「ジョンの家」を利用してもらわなくてもよい。
あれは、私のジョンとレオンと猫たちの、安らいで暮らせる家なのだから。
暑いときろろ、山に行く時、飼い主さんが落ち着いて旅行ができるように。
そもそも、わが家のお客様の犬を預かってあげるために作った施設。
高山の名のあるホテルや旅館に泊まりたいのなら、それでいいではないか。
その宿に行くのをあきらめるか、お住まいの近くの懇意にしている獣医さんに預けてくるか、選択肢はいくらでもあると思う。
犬と一緒に泊まれる宿はそれほどたくさんあるわけでもない。
「探して探して、ヤット見つけた」と言われた人があった。
「弁天荘ジョンの家」を理解して「旅館弁天荘」の経営スタイルを理解して来てくださるお客様に限ると思う。
予約の段階から、ケンカ売ってくる人は、客ではない。
「他をあたってください。よそをお尋ねください。」とまでは言わなかったが。
こんな客はいらない。対処しかねる。お断りだ。
「ああーうっとうしい。」
「タ電話の向こうで、名を名乗れなんというペットショップーだー」と最後まで怒鳴っている、男の酔っぱらいに「こちらは旅館、弁天荘です。何の意味か分かりかねますが」と言い、電話の受話器を「それでは失礼します。」と静かに置いた。
玄関の鍵をかけて寝なくては。
いろんな人がいて、何が起きるかわからないような時代に入ってきた。
人の心がささくれ立っているのだろうか。
そんな一銭の徳にもならない人の言葉に、かかわって自分がとげをさしてしまってはつまらない。いろんな人々がいる。やれやれ。
道路端の葵
暑さが続いてくるってしまったのだろうか。
そんな意味不明の客を相手にしなくてもいい。
好きなことを積み重ねて「のんびりとした山の中の宿」をやっていられるのは、最高の幸せだと思う。
嫌な客に畳に頭を擦り付けてまで心をを踏みにじまれ。
日本中の女将たちは、こんな理不尽な屈辱感を乗り越えているのだろうか。
私のところは温泉宿でもないし、理の通らないめちゃくちゃなお客は、ご縁がないものと思っている。
「何でも金さえ、たたきつければ俺様は客だ」とふんぞり返るのは客のおごりという恥知らずのやる事。
命に係わるほどの、宿が受け入れてくれなかったら死んでしまうとしたら、その人はそれでも「俺は客だ」と、人を見下してどなっているのだろうか。
ちょっと手大風が吹き抜けて行ったと思って、かかわらないようにして、
わが家を知って訪ねてくださるお客さまだけを大事にしよう。
気の荒い客は不得意です。お断りです。
田舎の女たちが身を寄り添うようにしてやっている宿屋でございます。
そしてペットホテルはペット専用旅館のペット一時預かりのホテルなのです。
いわゆる弁天荘のための専用施設なのです。
たまたままだスペースにゆとりがある場合のみ、通りのお客様のわんこちゃんもお預かりすることもありますという状況です。
どうかご理解くださいますように。
わがままなお客様をお受けすると、館内の隅々までが振り回されて大変なことになってしまいます。
だからご理解いただけるお客様にこそ、お泊りいただく宿です。
街中の売り上げ重視の宿ではございませんので、あしからずお願いいたします。
古民家の軒下より
他の宿に泊まる客まで大事に、する体力がないのです。
それが、私どもの宿を選んでくださいましたお客様を、とことん大事に思う私どものポリシイでございます。
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
残暑厳しき折、お体にくれぐれも気を付けてお過ごしくださいませ。

4番槇のきゅうり

弁天荘全景夏
台風の関係で今日は小雨が降ってきた。台風で被害のあったところをニュースで見ましたお見舞い申し上げます。
何とか湿度の多い暑いのか、寒いのかわからないようなお天気です。
畑の野菜は少し涼しくなってきたので、畑のお客様はこぞって畑に行かれて。
まだ収穫するものがあるだろうか、少し心配になってきた。
まだ間に合うと思うので、四番槇のきゅうりの種をまいておいた。
バケツにいっぱいという決まりにしているが、今朝の素泊まりで泊まられたお客様はよくばりにもほどをかく有様のようでした。
スーパー袋に4袋ももって帰られたとか2杯目かせは有料になるのだが。
黙って見ないふりをしたそうだ。
他のお客様が避難の目で見られていたが、そういう人に限って「我こそはと自分さえ、お得な気分になればいい」らしい。
人さまざまなのです。お客様の中には実にさまざまの考えの人があって、それも、これも「とがめだてしない」のが「弁天荘のお土産」ということなのだと思う。
飛騨の旅が楽しく感じてもらえれば、それでよいのだから。
畑のおじちゃんは、いくらで泊まっ客人なのか。
バケツを下げてくればどの人もお客様なのです。
それが私が計画した、7月から9月末までの、多忙期にお客様に対してのサービス部門なのですから。
「これも持って行け。あれも持って行け」とたくさん持たせてあげるのが、彼らの仕事なのです。お客様の支払われた宿代の値段などは知る由もないのです。
「まあいいじゃないの。」
そう思えば「いつか違った形で、この宿が助けてもらえるよ」と
私が言いました。
「畑のごみかたずけに野菜を持たせているのではない。」「畑のおじちゃんが2人もついていて、しっかり給料もらっているのだから。」
「ただのやさいなんかではないのにねー。」とスタッフが、ぶつぶつ口に出していました。そうです。宿の中で働くのも、宿屋の外で働くのも同じこと。
「だからお客様が喜ぶの。何事も、損して得取れなのよ」
「昔から気のいい商売は客筋が途切れないけれども、強欲な商売は客種がなくなるものなのよ。」
土地がいっぱいあって作りきれていない農地がたくさんあるのだし、畑は手入れして作らないと荒れ果ててしまうのだから。
シルバーのおじいちゃんたちを二人雇っていたからって、春のトラクターだって農協の大型トラクター半日いれるだけだし。それも5〜6万円の事だし。
(パートのシルバー人材だって10月の畑じまいするまでの人件費だから。)
宣伝費だと思えば喜んでもらえていいのだと思う。
バケツ一杯有料600円と看板に書いてあるから、得した気分になるのだし。
宣伝がひとりでに歩いて人を呼んでくる。それでいいではないか。
「私の道楽だと思ってちょうだいな。今年は暑くて8月には一日も畑に行ってみることはできなかったねー。」
そう言ってスタッフをなだめました。
もぎ取り農園一休みのいす27年.jpg
今日は、午後から 雨が降っているので、駐車場の隅に黒ポットに種を込めたラックを置いておきました。この台風の影響の適度な雨で、自然に発芽するだろうと思います。季節の天気を読むということも私の仕事のひとつです。
こまかく細かく気を使って、お客様のお土産が絶えてしまわないようにしなければ。
かなりたくさん作っておいたサツマイモの苗も、大きな芋が取れるようになって、トウモロコシはもう終わったようだが。
今は何を目玉にお土産としているのだろう。畑のおじちゃんたちと話す暇もない。
なすはまだ収穫できるようだ。ピーマンも、青アマナガコショウも。
南瓜は数が足りたのだろうか。来年はカボチャ100株を目安に作ろうかと思う。
100株植えれば、かぼちゃの実が300個くらいはできるだろう。
みんなが喜んで持って帰ってくれれば、変わった宿がうわさを呼んで、噂が独り歩きしてくれるだろう。
私は本来は宿屋なのだが、もうこのイベントは10年来になるので、無農薬野菜として、定番になってしまったらしい。
この企画についたお客様が、とても楽しみにして見える。
きゅうりの二番槇の苗。
こんなに楽しみにしてくださるお客様がある限り、やめるわけにはいかない。
種代も黒マルチシートも人件費も多少の苗代もかかるが、農業ではないが農家のような農薬を一切使わない野菜作りにおじちゃんたちが頑張ってくれる限り私も続けていけると思っています。楽しいことは続けなくてはね。
畑のおじちゃんは、涼しくなったので張り切っているのです。
来年も再来年も畑はやり続けるだろう。
私は表に出ないので私の顔を知らない人たちが、「私の前で、のびのびと畑の野菜がああだこうだ」と言っている。面白いではないか。きっと私の顔を知っていればスー萎縮もするだろうに。顔がしらけれていないからこそお客様はのびのびと振舞えるのタダと思う。宿屋は所詮、肩書の会社の社長や専務で、するものではないと思っている。
ちょっと、そこの叔母さーん」と呼ばれれば「ハーイ」と答えるだろう。
そんななりきり叔母さんでいたい私。嫁に行かずに宿屋を大きくすると言ったら「縁の下の蜘蛛の巣から天井裏のネズミのくそまでがみんなお前のもんじゃ。心してやりぬけ。働けば道が開けてくる」
と、よく祖母が言っていた。祖母はころころとよく働く人だった。
「あははー。かっこいい人生ではないか」あこがれの理想像だと思う。
今日観光協会へ用事があって出かけてみた。
職員の話によると「乗鞍岳の山頂ですら、一時期20度くらいの気温」だったそうだ。
いつもだと5度以下マイナスの世界だったのに。
お花畑の高山植物が咲き乱れる夏の高温の時でも15度くらいというのが今までの高山というべき3000メートルの岳と呼ばれる岳山なのに。
暑さが海抜が高くても、ふもとト、さほど変わらぬ気温だったことに、とても驚いていた。
そして去年も売り上げが落ちたが。
今年はさらに乗鞍岳に関する観光は前年対比、二割の現象だそうだ。
とにもかくにも原因がどこにあるのか。観光協会はもっと専門家などのリサーチを受けて、今後の観光の在り方を、解明して。
地域の指導や誘導をしてもらいたいものだ。
一日の夕暮れ5/27
高山市に合併したことが果たして良かったのだろうか。
古き良き時代のにゅうかわの昔を懐かしんでも仕方ないが、これから生き抜く後継者の若者たちの考えが聞きたいものだ。
景色はそれほど変わらないのに、なぜそこに生き抜く人々の考えや心は、変わってしまったのだろう。
損得だけで後継者等が道を選択するとしたら、「貫き通すべき魅力がもう一つ、見いだされたらいいのになー」と思う。
さて私はどう今後の10年を生きるべきか。足も腰も痛い。
体が衰えるばかりの一年一年を、定年のない商いで走り続けて行けるだろうか。
考えてみても仕方ない事なので目の前のやりたいことの山に挑み、それを淘汰することが何よりだと思う。
雪解けの春先には、どうなる事かと思っていたが。
何とかシーズンの半分を乗り越えて来られた。
残すところは9月の連休と紅葉のシーズン。
感謝して日々を過ごす。
毎日のなにげない日々を生きることの幸せを感じられるようでありたいと願う。
つらつらと、キーボードから叩き出される文字の流れのままに、書き散らかした私のブログ。たくさんの声なき人々が目にしていただいているのだと思うと、出迎えもしない。フロントにも立たない。
客室に挨拶にもいかない。そんな女将としての裏方役に徹している私は、みんなが働きやすければそれでいいのだと思っている。
私のことを「社長」とも「オーナー」とも呼ぶのを嫌う私に向かって、スタッフ達は女将さんと呼んでくれる。
社長と呼ぶと「私は確かに宿屋の経営者だけれども会社組織にはしていません。宿屋は会社組織のような肩書で運営するものではないのですよ」というし。
オーナーと呼ぶと。「うちはフレンチレストランでもないしペンションでもないので。そういう言い方は、よしてね」というからだ。
病院から車いすで退院してきたとき
「きれいな着物来て着飾り、挨拶したりするのが女将ではない」
と思うようになった。
気をもみ心を砕いて何事もなく旅の一夜の宿を提供してあげられればそれでいい。そのためにある旅館なのだから。
女将という仕事はどうやら長生きできる仕事ではないようですね。
でも携わっていたい。
事務所に居るよりも裏方で、煮物や皿洗いしていたいのです。
40年もやってきた仕事ですから。体に覚えてしまったリズムなのです。
10年前脳梗塞という命の境目の病気をしてから、裏方の目につかない場所で頑張るようになった。
そんな私や日の目を浴びないスタッフ達を気遣ってそっと差し入れのお菓子をいただいたりすると、何とも言えないほんわかとした気持ちになるのです。
ありがとうございます。感謝です。
犬も人にも猫にも優しい宿でありたいのです。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

車の流れ

コスモス
車の流れ。まるで鮭が遡上するがごとく車の流れが続き、アユが川を下ってゆくように山から下りてくる車。
車の流れがざあざあと流れて夕方の涼しげな風の中を、音が途切れるる一瞬があ
る。
なんだかこの頃は朝早くから起きれなくなった。
身体が言うことを聞かないのだ。
何となくけだるいようなそんな気分で夏バテの疲れを感じている。
涼しくなるとどっとでてくる夏バテ。
真夏にきゅうりの種をまいておいたのが育って3番槇のきゅうりが鳴り始めている。未だ暑い日もあるようなので4番槇のきゅうりも播いておこうかとすら思う。9月の半ばころにはきっとお客様が喜んで収穫して行かれることだろう。
畑は9月の31日までやっている。
畑のおじちゃんたちも頑張ってことしの暑さの中を通ってきてくれた。
本当にご苦労様のお話。
今日はこれで。
廊下
着物体験館は8月の27日には写真撮影の日になっている。
もうそのころになるとお客様は2〜3組程度になっていて、静かな宿になる。
沢山の従業員を置かないところに宿の気ままな経営スタイルがある。
給料のために、稼ぎ出さなければならないということは、ないことなので一休みもふた休みもできる。身体があってのことなので、少しのんびりしたいのだが。
夏とは思えないような涼しくなって過ごしやすい。
きゅうりを食べるジョン

犬ゲージの掃除

6月のさわやかな晴れ
今日はジョンの家の外に、犬ゲージを引っ張り出してデッキブラシで、パレットとすのこ板をデッキブラシで掃除しました。
水をじゃあじぁ、ながしてこすって、さっぱりしました。
まだ夏なので曇りとはいえど、かわきが良いデス。
私は腰が痛いので椅子に腰かけて、ぬれぞうきんでケージのマス目を拭いて、男性スタッフが洗剤でデッキブラシをかけてこすり、せんざいを水道水で流して乾いたタオルで水を拭き様が乾いたら入れてセットします。
除菌にはハイターを100倍に薄めた溶液に浸したぞうきんを絞ってステンレスの台やテーブルの上などを拭きます。
結構おしっこシートを通すほどの、大量のおしっこで起こりしょんぺんの子もいます。家族において行かれたこと怒りに出すわんこちゃんもいたりして。
ゲージの洗浄は必要条件です。こまめにやっていましたが洗ってないゲージを今日は徹底的に洗いました。
レオンお座りしています。
隣のフロアーのジョンやレオンたちは、あさってになれば、少し時間が取れますので大掃除します。レオンやジョンのフロアーは洗剤を流してデッキブラシで洗浄することにしましょう。
ついでに犬たちも洗う予定です。
そんなこんなで忙しいばかりの夏は終わりました。
一息ついて九月の土日連休を超えて、10月の理紅葉きのシーズンとなります。
そして晩秋の11月を迎え。12月は本格的な冬になります。
一年があっという間に過ぎて行きます。
歳を取ると、あれもしたいこれもしたい。しかし思いの半分も作業は進まず、せいぜい椅子に腰かけて、あれもせよ。これもせよと、掛け声と号令をかけるのがせいぜいになっています。
「女将さん痩せたよー」とか。
「声が少しつぶれているから、風邪ひいたのではないの」などと
いたわってもらっています。しかし仕事は言いつけています。
それが女将という立場の仕事ですから。
なんとやさしい、わが家のスタッフ達でしょう。
そんな感じだから、細かな気配りが求められる、犬の宿に努めてくれるのかもしれません。
みんなそれぞれに行く役もこなして、頑張る。
それが、当たり前の時代になってきました。
昔は私は「女中」だからと着物を着て器しか運ばない人がいました。
洗い物や布団敷きは絶対にしない人や、俺は「板前」だからと掃除も洗い物も布団敷きも絶対にしない。
板前どころか、調理師の免許すら持って居ない板前崩れを雇ったこともあります。そんな人たちが、恰好だけつけて、立って居る時代があったのです。
そんなことを思うと35年も前の話になりますので。
その人たちが生存しているかどうかすらもわかりませんが。
ジョンも元気
そんな人たちが働いていられる時代は、ある意味では「飛騨高山」という観光地が上昇気流に乗りかけていた時代だったのかもしれません。山間の小さな町だったのです。
高山という観光地の観光ブームは40年程度の歴史だったことを思います。
流行ではなく、ただのパット火のついた人気のブームではない。
お客様に除用とされる存在になりたいものですね。
流行のサイクルは30年単位だというから、無理もないかなーと思います。
地道な生き方がしたいと思うのですよ。
いつも最後まで私のつたないブログに、目を通してくださってありがとうございます。寒くなりました。明日から夜は、長袖の服にしようかと思います。
9月になったらロビーにストーブつけなくてはと思います。
桃太郎トマトジュース